発達障害の生き方

発達障害で障害者手帳2級の筆者が生き方を紹介するブログ。

発達障害の新卒就活 その1(障害者手帳取得までの経緯)

どうも、ピネです。

本日は発達障害を抱えて、就活したときの経験をお話したいと思います。

当時大学を1留しましたが、なんとか進級する見込みが立ち、就職活動をすることになりました。

当時私は発達障害であるという診断は幼少期にあったものの、中学生の頃に「大きな問題を起こさなかったので」という形で診療を打ち切っていました。

なので精神障害者保健福祉手帳(以下障害者手帳)は持っておらず、存在を知っていただけで、今後も申請するつもりはありませんでした。

 

就職活動もそのことを意識せず、一般枠(障害者雇用でない求人)で当然、のように考えていました。そもそも障害者雇用の概念を知りませんでした。

3月になって成績が確定し、進級できることになりました。

なので大学のOB会が主催した合同説明会に行ったり、企業の会社説明会に行ったりしました。

学歴は東工大卒業見込みと高い自負があったので、「まあ学歴のおかげでなんとかなるだろう」と考えていました。

実際、この段階で書類選考・筆記試験に応募した企業はすべて面接まで通りました。

 

しかし問題はその先で、1次面接から先に一向に進めないのです。

発達障害が初対面の人との対話を苦手とするのは知っていましたし、アルバイトで小型スーパーの店員を(メンタルを削りながらではありましたが)なんとかこなせる程度ではあったので「数当たればなんとかなるだろ」くらいに考えていました。

 

3月下旬、5社ほど受けてすべて1次面接で落ちたあたりで気が付きました。

「業務上決められた受け答えしかしないアルバイトと面接は違う」と。

 

そして時を同じくして、会社に応募する際に「障害者採用」という文字列をよく見かけるようになりました。

 

もしかしてあらかじめ発達障害を公表して選考を受けたほうが、選考自体も入社後も、自分と会社の両方が楽なのではないかと思いました。

そして障害者雇用の概念を知り、自分で調べ回った結果、障害者として雇用されるには障害者手帳が必要なのだと知りました。

 

一度就活を中断し、それから以前通っていた病院に紹介状を書いてもらい、都内の病院で診断書を書いてもらい、障害者手帳の申請を行いました。申請を行ったのが5月、手帳ができたのが6月中旬で、そこから新たに就職活動を再開しました。